発売日 | 2023年12月14日 |
プレイハード | PS5 |
プレイ時間 | 執筆時点で約4時間 |
プレイ動画 | これ |
公式サイト | ここ |
お気に入り度 | 救いようのないクソ★☆☆☆☆ |
◆前置き 購入に至った経緯
これを見て購入を決意した。
彼女らは私が過去、共に戦った数々の英雄たちである。紹介していこう。
手前の黒髪JKはサムライメイデン 。記念すべきこのブログの記事第一号にもなっている最新の戦士だ。ゲームはクソだったが、濃密な女の子同士のキスの味、パンツの光景は今も頭に焼き付いている。しかし、特に話題になることなくシリーズ化もされずに死んでいった。
左の銃を抱える赤髪の女の子はバレットガールズ。このブログでは直接記事にはなっていないが、前述のサムライメイデンや廃深2などの記事でちょくちょく話題には出している。PSvitaで2作品、PS4で1作品とシリーズ展開もされており、全てプレイ済み。本当のバレットはプレイヤーの股間から撃ち出される。現在はプロデューサーが独立してキュリエイトになってしまったので死んでいった。
奥にいる赤髪はオメガラビリンス。プレイはしたがクリアはしていない。彼女は積みゲーの山の木の下に埋葬した。彼女もバレットガールズと同様の理由で死んでいった。
右の赤髪メイドはドリームクラブ。最新のゲーム機ではプレイ出来ない。自分もプレイしたことがない。存在を知った頃には既に故人だった。
それぞれ死んでいった彼女たちが今ここに蘇る。ネクロマンサーかな?そして同じ時空で巨大な敵に立ち向かう。胸が熱くなってくる。そして股間も熱くなってくる。この興奮を抑えることはできなかった。
しかしながらあまりにも酷いゲームだった。まだクリアしていない時点で感想を書くのはここでは異例だが、プレイしていてクソイライラするので早めに言語化しておく。プレイ状況に応じて内容を更新するかもしれない。
◆どんなゲーム?
正直よくわからない。ロボゲーで、かなりカスタム要素のクセが強いという情報だけは知っている。そしてその要素の一つが上述のネクロマンサーシャーマンであるということだ。
それ以外は興味がなかったが、しかし彼女たちを活躍させるために必要なことなのでTGSに潜入して遊んできた。どうやらロボットを操作して迫り来る敵を倒していくゲーム。ゲーム性は地球防衛軍の内容に非常に近い。さすが同じD3のゲームだ。
見た目の雰囲気からアーマードコアと同じゲーム性と錯覚する人がいそうだが全く違う。こんなものとアーマードコアを一緒にしてはいけない。アーマードコアはアクションも難易度が高く操作も本格的なガチムチのロボゲーだが、カスタムメックウォーズは操作が単純でかつだいぶネタ寄りのゲームだ。
◆遊んだ感想 良かった点
・カスタムの自由度が高い
このゲームのアピールポイントは「魔改造」。様々なパーツを使って、かっこいいガチガチのロボットから、意味のわからないキモいキメラまで何でも作成することができる。脚部さえあれば他は何でもいい。取り付ける場所や向きも自由自在。
というのが公式のアピールポイント。だが公式や他の人がいろんな面白いロボを作ってるのを見るのは好きだが、正直、自分でそういったロボを作ることに関しては全く興味がない。ロボ自体は戦えれば何でもいいと思ってる。自分の本当の目的は下の事項のみだ。
・感動の復活、素材が可愛い(有料DLC)
何とこのゲーム、アルティメットエディションには様々なカスタムパーツを含んだDLCが含まれている。その中でも目的としていたのは、前置きでも書いたがバレットガールズ、サムライメイデンのキャラクターイラストでデザインされたパーツだ。感動の復活である。
まず驚かされたのはそのキャラクターの種類だ。というのも、公式の画像で確認できるのはそれぞれの作品の主人公キャラのみであったが、実際のDLCではその作品におけるプレイアブルキャラクターが勢揃いしている。バレットガールズでは8人、サムライメイデンでは敵キャラを含めた7人分が実装されている。
そしてイラストが美麗であった。さすが最新のゲーム機PS5。ここに、俺の愛するキャラクターたちが美しい姿で蘇っている。それを巨大に、これでもかと主張してカスタムすることができる。涙を流さざるを得ない。感動の涙で視界が歪み、画面が見えない。
更にパーツの種類も豊富だった。全身パネルのカモフラージュのほか、顔がプリントされた丸アイコンのようなものもある。後ろに円形に配置して、ゴッドガンダムの光輪のようにしてみたい。何かの加護が与えられるに違いない。
↓は初カスタム機体に多くの反応をいただいたポスト。きっとみんなものこの女の子、金園優理奈の可愛さに魅了されたのだろう。実際、自分もまだこの頃はこのゲームをギリギリ楽しめていた。
◆遊んだ感想 悪かった点
・全てが悪い。このゲーム何が面白いの?
このゲームの魔改造カスタムを除いたあらゆる要素、その中において一体何が面白いのか?それがわからない。虚無。ゲームを楽しめる要素について、いったいこのゲームには何があるのだろうか。ゲームにおけるアクション、ストーリー、グラフィックの三要素について言及していきたい。
アクションはサムライメイデンのような理不尽な苦痛はない。だが爽快感もない。ただ押し寄せてくる敵を撃っていくだけ。操作性も大していいというわけではなく、しっかりエイムしなければならないので気持ちよくない。敵の数もやたら多く、やたら湧く。単調なポチポチゲーが結構長い時間続くので、ある意味苦痛かもしれない。なんだこれは?
こんなものが、ステージ選択式で何度も何度も繰り返される。全く面白くない。
ストーリー、最初の導入は長文が下から上へ流れていく、まるで理不尽にも吹き飛ばされそうな導入から始まる。飛ばした。そして、なんというか登場人物の反応が軽い。会話がつまらない。全く面白くない。何にも惹かれないので全て飛ばした。ステージ中で繰り広げられる会話はクソ面白く無い上に飛ばすことができない。辛い。
ふと今どんな話なのかな?って気になって、あるクエストでストーリー飛ばさずに読んでみたら、「今日もひたすらGメックを殲滅する。他に報告すべきことはない。」ですって。ほんまこれで終わった。読む価値はないと確信できた。
そしてグラフィック。このゲーム、対応機種はPS4を切ってPS5とsteamのみになっているにも関わらず、最新機種のグラフィックとは思えないほどオブジェクトの描写がチープだ。
決して粗いとか解像度が悪いというわけではないのだけど、あまりにも整いすぎていて安っぽく見える。綺麗すぎて、他のゲームのようなリアルな表現とはほど遠い。建物はまるで積み木ブロックのようだ。一体これは、本当にPS5のゲームなのか!?
アクション、ストーリー、グラフィック。ゲームそのものが面白い!と思えるために必要な要素どれを取っても全く良いところがない。逆にすごい。特に今年はアーマードコアいう化け物ロボゲーが出てしまったから、そういった部分に対するユーザーの要求のハードルはどうしても高くなってしまう。いや、それを考慮したとしても酷いかな。
いくらロボットの魔改造がアピールポイントとはいえ、その作ったロボットを活躍させるための場を少しは整えてあげないと、ロボットを作るモチベーションもどんどん失せていくと思うんですよね。これくらいで良いやって思ったんか、それとも単に作れなかったのかな?
しかも、魔改造がアピールポイントなのに、魔改造するのに必要なパーツを集めるために、こういったちっとも面白くないゲームを繰り返し攻略しなければいけない。何だこれは?一体このゲームは何をさせたいんだ?ちっともわからない。流行りに乗っかっただけのクソゲーか?
そして、こんなクオリティにも関わらずソフトの定価が7000円ほどの超強気価格だ。XだったりSteamでの評判を聞けば、まず定価で買いたいと思う人はいないだろう。しかし自分は上述の有料DLCによるシャーマンセットアルティメットエディションを購入したので、支払った価格は約11,000円だ。どういうことだろう。
◆全体を通した雑感
ズバリクソゲー。魔改造以外には何もない。ゲームとしての機能をなしてない。こんなの作るくらいならただメカを作っていろんなシチュエーションで鑑賞したりショーケース作るようなプラモデルモチーフなゲームを出した方がいい。ファッションドリーマーのロボバージョンみたいな、そんなゲームなら良かったと思う。変に中途半端な戦闘ゲームを作るからクソゲーだのと叩かれる。いくら公式が魔改造をプッシュしても、闘争が求められる時代にこのロボゲーを受け取るユーザーはゲームのプレイ体験の要素の方を期待する。
個人的にはかなり悲惨だ。何せプッシュされている魔改造、ロボクリエイトの要素にすら対して興味がない。バレットガールズに釣られてアルティメットエディションを購入した愚かな生き物だ。その価格は約11000円で、かつDL版なので換金することもできない。救いは無い。自分はことあるごとに、「どんなクソゲーでも美少女がいれば乗り越えられる」と言ってきた。だけどごめん、これ多分無理だわ。
あーあ、放置していたアーマードコア6を進めれば良かった、バレットガールズファンタジア本編をやっていた方が良かった、そんなふうに思わされた。このゲームをわざわざ選んで遊ぶメリットはない。時間と金を失うデメリットしか存在しない。
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