発売日 | 2023年7月6日 |
プレイハード | switch |
プレイ時間 | 約4時間(全ED回収) |
プレイ動画 | これ |
公式サイト | ここ |
お気に入り度 | ゲーム自体は辛い★★★☆☆ |
◆前置き 購入に至った経緯など
「qureate」というゲーム会社をご存知だろうか。2018年ごろから美少女が登場するアドベンチャーゲームを発売している。サクッと遊べてお手頃な値段になっているが、美少女の描写が非常に綺麗であることがゲームの特徴だ。主にパンツの主張がやばい。Switchでこんなゲーム出して良いのだろうかと不安になるレベルだ(マッサージフリークスの件では炎上して発売停止になった)。
やばい会社なんだろうなと気になって調べてみた。すると代表取締役である方はかつてD3パブリッシャーに在籍していてあの「バレットガールズ 」をプロデュースしていた。サムライメイデンの記事でも触れた事があるが、自分はバレットガールズ がかなり好きだった。まじでシコれる。この会社が作るゲームにビビッと来るものがあったのも、なるほどと納得できた。本当にやばい会社だったのだ。そしてもうバレットガールズ がD3から発売されないことを確信してしまった。
そんなqureateから新しくゲームが出るという知らせをニンテンドーダイレクトで聞いた。ヤンデレから逃げて脱出を目指すゲームだという。ヤンデレは普通に刺殺してくるらしく、題材がとても面白そうだと感じたため購入した。
◆どんなゲーム?
主人公は、仲のいい女友達から誕生日をお祝いしたいと家に呼ばれることになった。しかしその女友達は少々歪んだ感情を抱えており、ある事がきっかけで感情が爆発して主人公を刺殺してしまう。刺された苦しみの果てに目が覚めると、なんと刺殺される前の状態に時間が遡っていた。何度殺されても繰り返し蘇る中で、次こそは殺されないようにと脱出することを目指していく。そんな感じのストーリー。
このゲームの目的は殺されずに家から脱出すること。脱出するために家のいたるところを探索してギミックを解除しながら進んでいく。探索しているとヤンデレが現れて襲ってくることがある。殺されないようにアイテムや隠れる場所を駆使して撒かなければならない。簡単に言えば、美少女版「青鬼」である。
◆遊んだ感想・良かった点
・女の子がかわいい
パッケージのイラストから既に可愛い。4人の女の子が登場するが、どの女の子も可愛い。可愛い上に更にフルボイスなのでキャラの魅力がより伝わってくる。大変素晴らしい。
パッケージイラストのような美麗なイベントスチルが豊富に存在する。そして、そのほとんどでパンツの主張が激しい。変態紳士としては大変ありがたいが、Switchは小さい子供もプレイする。家族でお父さんのエッチなゲームを子供がプレイして、性癖が歪んでしまうなんてことが起こる可能性がある。こんなゲーム出してて怒られないのだろうか。
自分のお気に入りは明音ちゃん。明るく元気なアホの子で、主人公に1番親身になって助けようとしてくれる非常にありがたい存在。このゲームをやる直前にミリオンライブ第3幕を見てオンオン泣いたものだから、cv山崎はるかの効果も相まって非常に印象に残ってる。
・題材が面白い
女の子同士の百合のような関係性(恋愛感情かどうかは不明)、ヤンデレに刺殺されるという明確な描写が描かれており、グッと引き込まれるものがある。万人には刺さらないが、誰かしらの性癖はブッ刺さる。
単なるノベルゲームではなく、探索して脱出するといったゲーム性があり、なんとかしないと殺されてしまうという緊張感も味わえる(蘇るけど)。
◆遊んだ感想・残念だった点
・操作性がウンチ
操作がしづらい。ヤンデレから逃げる際の操作がストレスでとても辛かった。この操作性のせいでプレイ中はかなりイライラしていた。
まず、ダッシュについて。逃げる時のみ限定でダッシュが可能になる。Bボタンを押しながら移動することでダッシュすることができるというものだが、ボタンを押し始めてもすぐ走り出さず、またボタンから指を離してもすぐダッシュが解除されない。走り出したり止まったりするタイミングを掴みかねていたので、なかなか思うように逃げられなかった。
次に同行するキャラクターの存在だ。主に明音ちゃんだが、しばらく行動を共にする機会がある。問題なのはこの明音ちゃんに当たり判定があり、移動を遮られてしまうこと。このクソ仕様によって後ろからヤンデレに追われ、前からは通せんぼうをされるという挟み撃ち状態に陥ることがある。裏切り行為だ。少なくとも明音ちゃんは終始一貫して助けてくれようとしてるはずなのに、どうして…。
更に探索マップはクォータービューになっており、移動の際には基本的に斜め入力を強いられる。とても入力がし辛い。以上3つのクソ仕様によって思うように動けず、逃げるという行為の難易度を「理不尽に」上げている。これは個人的な見解だけれども、ユーザーに意図した行動をさせないことで感じさせる難易度って、ただストレスになるだけだと思ってるんですよね。もしくは自分が正しく仕様を理解しておらず、下手くそすぎるだけなのかもしれない。
◆ツッコミどころ満載
このゲームの舞台はヤンデレが住んでいる普通の2階建ての一軒家なんですよね。この家で逃走&かくれんぼゲームってどうして成立してるんですかね?ってのが最初から疑問でした。一階はリビングから全部の部屋に繋がってるし、二階も廊下から全部の部屋に繋がってるので、迷うような構造ではない。本気で殺そうとするなら簡単に追い詰められるはずだし、落ち着いて探索なんてできるはずねえんじゃ?
隠れて撒く時の描写もつっこみたかった。追われてる最中のアクションで、各部屋にある隠れるスポットの近くに物を置いて、そちらに注意を引きつけて身を隠す。すると、ヤンデレはアイテムだけ回収してどっか行っちゃうんですね。そのアイテムってのは家の中を探索して手に入れるんだけれども、その部屋に元々なかったものが置いてあったら普通、その部屋のどこかにいるってバレるんじゃないか?そういうことはヤンデレ自身の家なんだからわかるはずでは?
以上の2点から、なぜこの逃走&かくれんぼゲームが成立するのがずっと腑に落ちないままプレイしていた。まあ死亡と蘇生を繰り返すという超常現象が起きているゲームで、そんな現実的なことを考える方が野暮なのか…。
◆全体を通した雑感
女の子は可愛い。ほんま可愛い。けどちょっと惜しかった。操作性が悪すぎてゲームとしては楽しめなかった。3〜4時間でサクッと終わってくれてとても助かったという気持ちが強い。
可愛い女の子が好き、おパンティが見たいというモチベーションがあったからこそクリアまで辿り着くことができた。これが操作キャラが男で、追ってくるヤツもただの偉業の存在といった青鬼のようなゲームだったら無料で送りつけられても絶対にやらない。
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