◆前置き 購入に至った経緯など
女の子が可愛かったので購入を決意しました。コイツこんなんばっかだなタイトルはエターナイツと読むらしい。パッケージの絵、商品ページにあるキャラクターのイラストを見てみるととても可愛い。そして、このゲームは終わりそうな世界の中で美少女とデートをしつつ生き残っていくというものだという。設定もめちゃ面白そうじゃないですか。
インディーズのゲームで価格もまあまあ安め。もう購入しない理由は無い。アクションゲームらしいが、かわいい女の子さえいればそんなものはどうでもいいと思っていた。しかし、後にアクションで苦しめられることになる。サムライメイデンの再来であった。百合はないがホモはあるらしい。ホモには興味ない。
◆どんなゲーム?
謎のパンデミックにより、バイオハザードみたいな(やったことないけど)状況になってしまった世界。その中で主人公は悪友とともに生き残るために足掻いていく。なんやかんやあって女の子と出会い、右手が切断されてイマジンブレイカーのような不思議現象が発現し、デートしながら異能の力を駆使して事態の解決を目指すという内容だ。
主なゲームの内容は3Dアクション。主人公の右手から生えてきた光り輝く剣を用いて、迫り来るゾンビのような敵と戦っていく。登場するヒロインにもそれぞれ異能があり、スキルという形でその能力を行使していく。まるでサムライメイデンだ。そしてヒロインのスキルを強化していくためにはデートをして親愛度を上げていく必要がある。
章ごとに日数制限があり、デートなど特殊な行動をすることで日数を消費していく。限られた日数の中で準備、強化をしてダンジョン攻略を目指していくという流れでゲームは進んでいく。
◆遊んだ感想・良かった点
・女の子が可愛い
パッケージイラストやデートの特定のシーンで見られるイベントスチル。とにかく女の子デザインが可愛い(3Dモデルは微妙)。これがこのゲームをクリアするまでに至ったモチベーションだ。
そしてデートが出来るということから想像することが出来るが、特定の条件を満たすことでお付き合いをすることが出来る。付き合うまでの過程も良し。付き合った後も甘々で良し。そう言った展開が有名声優の演技によってさらにドキドキしてしまう。明確に男女の関係というものが描写される。これがサムライメイデンとの相違点である。
はい。よかった点はこれにておしまいです。コイツこんなんばっかだな
◆遊んだ感想・残念だった点
・ストレスフルアクションの再来
このゲーム結構難易度が高い。ダンジョンの中であるエリアに到達すると敵が現れ、出現する敵を全て倒すことで次に進むことが出来るようになる形式。なので基本的に雑魚敵を無視して次へ進むということはできない。バトルの操作を極める必要がある。
アクションは色々あるのだが、基本的には通常攻撃と回避を駆使して進めていく。通常攻撃はボタンを連打し続けることで連続で攻撃し、最後に特殊なフィニッシュ攻撃をする。回避はその場で短距離の素早い移動をして敵の攻撃を避ける行動で、ジャスト回避がある。この通常攻撃をフィニッシュまで繋げる、ジャスト回避を行うことでゲージが溜まっていき、特殊攻撃が可能になる。
しかしながら戦闘はとてもストレスの溜まるものになっている。このゲームの雑魚戦では敵が複数出現するのだが、雑魚敵にはバリアの有るものとバリアのないものが存在する。バリアの有る敵はゲージを溜めることで可能になる特殊攻撃を使ってバリアを剥がさなければならない。とにかく硬い。雑魚戦でも倒すのにそこそこの時間がかかってしまう。
さらに、ゲージを溜めるには通常攻撃による連続攻撃やジャスト回避をする必要があるのだが、ゲージを溜めるこれらの行動をしてる最中に必ず他の雑魚敵の攻撃が入る。通常攻撃はフィニッシュに入る前に他の雑魚敵の攻撃で中断させられるし、ジャスト回避で行動をスローにしても他の雑魚的に攻撃されるのでかなり苦痛だった。
主人公の攻撃スキル「スティンガー」を解放するまではとにかくストレスフルだった。このスティンガーを開幕ブチ込むことで、バリアのない敵なら怯ませることが出来る。怯ませてる間に連続攻撃を喰らわせ、バリアを削るためのゲージを溜めながら雑魚敵を殲滅し、なるべくバリアを削った状態でタイマンに持ち込んでいく。この流れを確立してからはそこそこ楽しめたような気がする。
・UIがウンチ
セーブ画面が操作しづらい。
ポーズ画面から滲み出るしょぼさ。
名前入力がうんちだった。(本当はナナオと打ちたかったが、ナナと入力した後にオを入力するとナノになってしまうので設定不可能だった。)
それ以外にも突貫工事で作ったようなUI。発売日が前倒しになるくらいなので最初からこのあたりは軽視しているのだろう。しかしこういう小さいところの操作でストレスは溜まるし、なによりゲームデザインがチープに見えてしまう。
・ダンジョンが長い上にギミックが怠い
ダンジョンのスタートからゴールまでが長い。というのも、中断するためのセーブポイントがあるので期限内に少しずつクリアしていくことを想定しているからなのだろう。しかし、限られた日数はなるべく女の子のために使いたいのでダンジョンは最短日数で攻略、つまり一気に駆け抜ける必要がある。
ダンジョンといっても基本的には上述のストレスフルアクションが連続するだけなので、ただただしんどい。進んで、閉じ込められて、敵を倒して…の繰り返しである。全く面白くはないし、単純に疲れる。
そしてそんな単調なものが続くのはアレだと気を使ってくれたのかわからないが、謎解きギミックも存在する。しかし、もう既に女の子とイチャイチャすることにしか楽しみを見出せず、さっさとダンジョンを終わらせて女の子イチャイチャしたい自分にとってはイライラするだけのものであった。ヒントが少なく、突破するのにまあまあ時間がかかったというのもイライラした。 しかし難しいだけならともかく、最終ダンジョンの謎解きには欠陥が存在する。たまたまX(旧Twitter)で見かけたから気付けたものの、そうでなければ一生真相へ辿り着けずこのゲームを放り投げていただろう。
バイクに乗るシーンではブチギレ。難しいというよりは操作性でストレスを感じる。コースは長いし、どこまで続いてるのか先が見えないし、1ミスで最初からやり直し。ハイクソー、2度とやらんわこんなクソゲー。コントローラー何度も投げました。
ということで、可愛い女の子とイチャイチャしたい。なるべく多くの日数を女の子のために使って過ごしたい自分にとってはこのダンジョンはただイライラするだけの存在であった。もう2度とやりたくない。
・結末で発狂(ネタバレします)
このゲーム、最終局面の展開が主人公の選択や行動で変わる。というのも、主人公が最も親交を深めた、1番大切な女の子が攫われて、最終的に死ぬ。
は?
俺は大好きな女の子とイチャイチャしてこの世界を生き残って、最後幸せなキスをして終わりたかったんだが。こんな鬱展開は望んでない。あのクソアクションクソダンジョンの苦痛の果てがこんな結末であっていいはず無いだろ!!!
ゲーム内ではそこそこイチャイチャをするので、愛着が湧いた分死んだシーンを見た時の辛さも相当なものになったと思う。最後意味深なシーンで終わって考察してね〜みたいな終わり方をしていたが、そんなものは求めていない。明確にはっきりと彼女と幸せにさせてほしかった。それが、この苦しみに満ちた世界を生き残った先にあってほしかった。
どうやら、ただ1人だけと特別な関係になって終わることで追加の話があるらしい。そもそも周回プレイを設計しているっぽい?しかしそれを見るために、わざわざまた最初からやる気には今はなれない。屋根ゴミには悲惨な結末しか用意されていないということなのだろうか。まあ普通はそうだわな。
◆全体を通した雑感
女の子が可愛かったのでなんとかクリアできた。このゲームを見た瞬間一目惚れするくらいには可愛くて…。どんなゲームか大して調べることなく、発売日に即購入してしまった。実際やってみたらアクションやダンジョンがかなりストレスに感じた。一周クリアした今、彼女が死んで結局何のためにやって来たんだよという虚無感だけが残っている。
ただ他の人にはアクション部分、結構評価良いみたい。ちょっと3Dアクション周りの感覚が自分は他の人とズレがあるのかもしれない…?そこで少し考えてみたんだけれども、ジャスト回避後のスロウやパリィの存在からして明らかにブレワイライクなアクションなので、ブレワイを楽しめた自分であれば楽しめる余地があったのではないだろうか?なぜ楽しめなかったのか。
ブレワイはキャラゲー要素は少なく、探索と戦闘がメインだというゲームだとわかっていたので、そういった要素を期待して楽しむことができた。しかしながら、このETERNIGHTSに期待してた要素は最初から女の子であり、女の子とアクションやダンジョンの結びつきが薄かったために、ストレスに感じたのでは無いだろうか。期待していたものと実際の体験とのギャップがストレスの原因ではないか。
ということは、女の子が可愛いからクリアするモチベになったと言っておきながら、実際は女の子が可愛いせいでゲームを楽しむことが出来なかったのではないか。なるほど、そういうこともあるのかと思った。だがしかし、ゲーム自体が面白ければ例え想定していなかったとしても楽しめるはず。アクションが楽しめない理由については他にも何かありそうだが…何だろう。
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