発売日 | 2023年6月1日 |
対応ハード | switch、PS4、PS5、steam |
プレイ時間 | 約20時間 |
プレイ動画 | これ |
公式サイト | ここ |
お気に入り度 | 可愛いだけ★★★☆☆ |
◆前置き 購入に至った経緯など
かわいい女の子が出るようなので買いたくなった。ほんまこれしか動機がなかった。
まあただ一応フルプライスのゲームなので、どういうゲームかちゃんと調べてから買うかどうか決めることにした。
ジャンルは公式ではRPGとあるが、いろいろ見た感じどちらかというとアドベンチャー寄りだ。主人公の行動によって物語の内容や結末が変わる。そして恋愛要素がある。普通に面白そうなので購入を決意した。
◆どんなゲーム?
公式のジャンルでは「ジュブナイルRPG」とある。ジュブナイルの意味はよくわからないが、前述したがRPGよりはアドベンチャーなゲームな気がする。
このゲームの内容は普段の日常を行動する「日常パート」と、闇堕ちしたキャラクターを討伐or救済するために行動する「黄泉比良坂パート」で分けられる。
日常パートでは限られた時間の中で「葦原中つ町」を探索して様々な行動をしていく。主な行動の目的は主人公のパラメーターUP、登場人物の感情値UPだ。
葦原中つ町の様々な場所に点在する固定シンボルを調べることによって、時間や体力と引き換えに主人公のパラメーターをアップすることができる。主人公のパラメーターは、後述する「黄泉比良坂パート」で敵と戦う際のステータスに反映されるなどの効果がある。
また、ランダムで葦原中つ町を徘徊するキャラクターに話しかけることでキャラクターの感情値を上げることができる。キャラクターの感情値によって物語の展開が変わったり、特定のキャラクターは「黄泉比良坂パート」で仲間として連れ出すことができる。女の子と仲良くなればお付き合いもできる。刀で戦う女の子はとてもいいですよね。
そして闇堕ちしたキャラクターと戦う「黄泉比良坂パート」。日常パートで特定の条件を満たすと向かうことができるようになる。どのキャラクターが堕ちるかは感情値によって決まる。
真っ暗な異世界となった葦原中つ町を探索し、ケガイと呼ばれる異形の生き物をしばきながら、最奥に潜む闇堕ちキャラをしばきにいく。闇堕ちした人は救い出すことが出来るが、日常パートで親交が浅いと問答無用でぶっ殺すことになる。ぶっ殺せば日常パートでも2度と出てこない。
上記の繰り返しによってゲームは進んでいくが、敵が強くなっていくにつれて攻略が困難になってくる。そこで今作のタイトルにもなっているループをすることになる。ループすると今までやったことも日付も何もかもリセットされて最初からやり直しになる。主人公のステータスもリセットされるが、以前まで上げた値に到達するまでは上げやすくなっているので、より強化した状態で再挑戦することが出来るようになる。
◆遊んだ感想・良かった点
・女の子がかわいい
買う前から分かっていたことだが、女の子がかわいい。2D絵がないのが気にならないくらい、3Dモデルがかなり整っていて、表情豊かで結構動く。イベントのカットイン?みたいなものも豊富にあって面白い。キャラクターの作り込みはとても良かった。キャラゲー好きの需要は十分に満たせると思う。
みんなほんま可愛い。可愛すぎて、このゲームで女の子が可愛かった点以外の何が良かったかよく思い出せない。
◆遊んだ感想・残念だった点
・それほど自由度はない
主人公の行動によって物語が変わる、というのがこのゲームの面白さの一つだが、それほど変化の具合は大きくない。
日常パートでは様々なキャラクターと行動を共にすることが出来る。感情値も上げて、いざ一緒に黄泉比良坂へ!と連れて行こうとすると、特定のキャラには断られる。実際にバトルへ連れて行けるのは一部のキャラクターだけだ。
また、感情値によって闇落ちするキャラクターが決まり、最後に救出出来るかどうかも決まるが、闇堕ちする可能性のあるキャラも一部に決まっていて最終的に全員闇堕ちする事になる。変わるのは闇落ちする順番だけ。
このゲームはループする事によって様々な展開を楽しむことが出来るものだと思っていたが、展開の変化の幅が狭く突き詰めていくと最適解が存在するのでそこを目指すだけのゲームになってしまった。
・移動速度と時間経過
このゲームは限られた時間で葦原中つ町を徘徊していくことになる。結構な頻度で主人公をあっちこっち動かす事になるのだが、移動速度が遅い。つまりテンポが悪いので結構ストレスだ。
歩くたびに時間が経過していくのだが、この時間経過もなかなかシビア。どれくらいシビアかというと、校門から自分の教室に辿り着くまでにだいたい30分〜1時間かかる。現実ではあり得ない速度で時間が経過していく。時間の概念どうなってんすかね。
・全体のストーリーが薄い
このゲームの主な要素は闇堕ちするキャラクターをしばいてく事になるのだが、闇堕ちする順番がプレイの内容によって異なるので、道中で一貫した物語は無い。それぞれ独立した話の構成になっているが、話と呼べるほど濃い内容の物だったか怪しい。急に病んで化け物になって、しばいて終わり。そして最後にいきなり、世界が滅ぶかどうかが主人公にかかっている!的な急激な展開を迎える事になる。うーん…何も言う事ない。
・歩いてたらいきなり殺される
ヤンデレの子がいる。この子と仲良くなってかつ他にも仲のいい女の子がいると、ふと出会った時に刺されてしまう。この展開になるとループ突入不可唯一のデッドエンド。本物の死をいきなり味わう事になる。なんて理不尽な世界だ。可愛い女の子にいきなり刺されて嬉しい人なんていないですよね?
◆全体を通した雑感
安く買えるなら他の人におすすめできるかな…
「インディーズのゲームです!ちょっと安めだよ!」みたいなゲームならまあ納得のクオリティなんだけれども、「制作会社はあのマーベラス!フルプライスで過去の名作を踏襲してますよ!」みたいにされたら期待値上がると思うんですよね。なので、期待してた割には大した事なかったな感がとても強い。女の子はとても可愛かった。
マーベラスだからといって、期待はもう出来ないのかもしれない。牧場物語もルーンファクトリー5も、他の最新のゲームと比べてしまうと正直パッとしなかった。それにもう閃乱カグラの新作も作ってくれない。
マーベラス製のゲームはすぐに手を出さずに、様子を見て買うか決めよう。買うとしてもセールで安くなってからがいいかなと思うくらいには期待を裏切ってくれたゲームでした。
コメント