※2021年以前にプレイしたので、必死に思い出しながら書いています。
※続編2のために書きました。画像無いです。
発売日 | 2018年7月13日(switch) |
対応ハード | switch,PC,Xboxほか |
プレイ時間 | 約70時間 |
プレイ動画 | ないです |
公式サイト | ここ |
お気に入り度 | 神RPG★★★★★ |
◆前書き 購入した動機など
主にプレイしたのは2018年12月〜2019年1月頃。当時はNintendo SwitchをスマブラSPのプレイのために購入したばかりで、あまりゲームを持っていなかった。せっかく買ったSwitchでスマブラ以外の面白いゲームもしてみたいと思い、いろいろソフトを探していく中で出会った。購入した当時はイーショップ版がセールで結構安くなっていた。今でも度々セールで安くなっているのを見かける。要は面白そうだと思ったし、セールで安かったからテキトーに買った。
2がこれから発売予定であり(投稿する前に発売しました)、購入するつもり(購入済)なので新作をプレイする前にどんなゲームだったかを必死に思い出す。
◆どういうゲーム?
8人の主人公の物語が展開するRPG。ゲームを始めると8人の中から好きなキャラクターを選ぶことができる。選んだキャラクターによってゲームの開始地点が異なり、選ばなかったキャラクターは異なる開始地点で発生するストーリーをクリアすることで仲間に加えていくことができる。主人公が8人いるといったが、実際に自分が主人公として操作することになるのは最初に選んだ1人で、それ以外の7人は途中で加入するパーティキャラのような扱いになる。
特徴的なのはドット絵を基にしたHD2Dとよばれるグラフィック。昔のゲームのような懐かしさを感じつつ、最新のゲームとしても違和感のない綺麗な演出が合わさっている。
昔のゲームのようなマップを行き来するRPGで、ランダムエンカウントのターン性バトル。
◆良かった思い出
・綺麗なグラフィック
このゲームのグラフィックは基本的には2Dの昔ながらのRPGという雰囲気のものだ。キャラクターなども基本的にはドット絵。今時3Dじゃないのかよ、と思うかもしれないけれど2Dの良さというものもある。3Dよりも画面内で入ってくる情報量が少ないので、見やすいし探索しやすい。個人の趣向でもドット絵が好きという人もいる。
それにただの2Dではない。HD2Dといった特殊な名称のものが使われている。昔ながらのドット絵による懐かしさがありつつ、綺麗な描写や3Dのような立体感があって独特な雰囲気がある。結構人気で後々の作品にも使われるようになった。オブジェクトに立体感や、街並みの奥行きもあり、最新ゲーム(当時)のグラフィックとして全く違和感が無い。それどころか2Dのグラフィックでここまで表現出来るようになるのだと、革新をもたらしたと言っても過言では無いと思っている。
・個性的なストーリーと自由な進行
このゲームでは大陸の各地を巡ることでストーリーが展開する。他のRPGのように作品全体を通して1つのストーリーが存在するというものではなく、主人公8人にそれぞれ個々のストーリーが用意されている。各キャラに(確か)1〜4章まで用意されており、どのキャラクターのストーリーを進めていくかは自由。最初にどの主人公を選んだとしても内容自体に変化は無く、全てのキャラクターのストーリーを見ていくことができる。マップ上に章の開始地点と適正レベルが表示される。
ストーリーの内容は全て繋がっているわけではなく、キャラクターごとに独立した内容になっている。その分一人一人の内容がすごく密で引き込まれる。綺麗なサウンドとグラフィックも相まってストーリーに没入することができる。
・戦略性の高いバトル
敵とはフィールドでランダムエンカウントし、バトルはコマンド式ターン性である。バトル中で敵の情報として確認できるのは「シールドポイント」と「弱点」。この弱点は最初は何もわからない状態だが、実際に攻撃した武器や属性が弱点だった場合明らかになっていく。弱点はボスザコ問わず敵の種類によって固定であり、ザコ敵の弱点は次回エンカウント以降も明らかになった状態が引き継がれる。この弱点を突くとシールドポイントが削られる。敵のシールドポイントを0にすることで「ブレイク状態」になる。防御力が低下し、削り切った時点から次のターン終了まで敵は行動できなくなる。オクトラの戦闘は、→弱点を探る、突く→シールドポイントを削り切る→ブレイク時に一斉攻撃という流れが基本になる。
味方のステータスではHP、SPの他に「BP」というものがある。HP、SPについてはどのRPGでも共通して存在するような体力、技ポイントのようなものだが、BPを使った戦闘がオクトラならではの特徴になっている。BPは使用することでそのターンの行動を強力にすることができる。通常攻撃なら攻撃の回数を増やしたり、スキルなら効果を強化して放ったりすることができる。BPはターンの経過ごとに1回復し、使用するBPの数によってより強力に強化される。1ターンに3つまで使用可能。このBPによって一度に多くのシールドポイントを削る、ブレイク中の敵へ大ダメージを与えるなど戦略の幅が増える。この1度にシールドポイントをパリパリ削ったり、大技で大ダメージを与えたりする感覚が非常に気持ちいい。
・キャラ育成の奥深さ
バトルで活躍するキャラクターには、スキルや能力を発揮する「ジョブ」が存在する。ジョブの種類は基本ジョブ8種類と上級ジョブ4種類。ジョブの種類によって装備できる武器が変わったり、戦闘中に使えるスキルが変わる。
キャラクターには「ベースジョブ」と「バトルジョブ」の2種類が割り当てられる。要は1人のキャラクターで2つのジョブの能力を使用することができる。ただし、「ベースジョブ」はキャラ毎に固定で変更することができず、「バトルジョブ」を変更することで好きなジョブを使用することができる。バトルジョブは条件を満たせば自由に付け替えることが可能だが、複数キャラクターに重複して付けることはできない。ベースジョブが変更できないという制約はあるが、好きなキャラに好きな役割を持たせられるというのは個人的にはとても好きだった。
ジョブは装備してもすぐに全力を発揮できるわけではなく、キャラ毎に「ジョブポイント」を使ってスキルを取得していく必要がある。スキル取得に決まった順番は無く、必要なものから選んで取得していくことができる。このスキルはジョブを装備している間に限り、戦闘でSPを消費して使用することができる。
また、スキルを取得していくと「サポートアビリティ」を同時に取得していくことができる。このサポートアビリティはキャラ毎に4つまで装備でき、ステータス向上や特殊行動など自動で発動するアビリティ。スキルと異なりバトルジョブを変更しても装備することが可能。バトルジョブの変更、サポートアビリティの装備…これらを考えていくのが非常に面白い育成要素になっている。
・キャラ毎のフィールドコマンド
このゲームでは街などに存在するNPCに対して、話しかける以外に面白い働きかけをすることができる。それが「フィールドコマンド」。パーティに編成しているキャラによってどのようなフィールドコマンドが出来るかが変わるが、基本的な効果は「同行させる」「気絶させる」「所持品をもらう」「情報を引き出す」の4種類。1つの効果に対して2つの手段(正当な手段か違法な手段)があって合計で8種類になる。例えばトレサ(商人)とテリオン(盗賊)のフィールドコマンドの効果は「所持品をもらう」だが、買う(金があれば確実)かパクる(レベルに応じた確率)かの2つの手段がある。
特定のNPCを連れていくことでサブクエストの達成条件を満たしたり、道を塞ぐNPCを気絶させて通れるようにしたり、店には売っていないレアアイテムを獲得したり、NPCの裏事情などを聞き出せたりする。他にもフィールドコマンドを使用することで様々なことが出来る。全てのNPCに対してすることができるので、1つの町を探索するにしてもやることが尽きない。なかなか面白い要素だった。
◆残念だった記憶
・8人のキャラ同士の絡みが薄い
ストーリーが1人ひとりに用意されていて、それぞれの内容は非常に良い物だった。メインのキャラクターが物語の中心となり、活躍する。しかしプレイする人によってパーティのキャラ加入具合が異なるので、他のキャラクターはストーリーに関わらない。メインストーリーの中でキャラクター同士の関わり合いが皆無である。
ストーリーの場面に応じてパーティキャラが会話する「パーティチャット」は存在するが、ボイス無しで内容はほぼ雑談に近い。他のRPGのように協力しあって目的を達成していくと言ったような描写はないので、そこだけ少し残念に感じた。
一応やり込めば8人の物語に意外な共通点があることがわかる。だが8人の関わり合い、とは少し違うような気がする。
◆全体を通した雑感
ドット絵の懐かしさを感じつつ、最新のゲームとして違和感のない綺麗なグラフィック。展開される1人1人に焦点を当てた丁寧なストーリー。特にここが気に入った。視覚的に非常に新鮮で、ゲームとしてもとても楽しめた。スプリングセールなどでダウンロード版が非常に安く(定価の半額)なっていたり、xboxのゲームパスでプレイ出来たりするので、色んな人に勧めて回りたい。
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